御池通での囃子

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河原町御池の辻回しから広い御池通を西行すると両側に有料観覧席が満員の観客で連なる。広い御池通を順調に進む先頭の長刀鉾は小さく前方に見える。「竹―流し」で市役所前広場を通過し、「常目―萬歳」は二分の二拍子の典型的な曲で広い御池通を先行の山鉾に追いつくように鉾は進む。御池新町の辻回しの手前、室町で長刀鉾稚児が下鉾するのを待つ大休止まで、万来の拍手の中「若葉―小横」「末―神楽」「巴―一二三」などを順に囃し、烏丸通を超え室町あたりの大休止。21.鉾内部 非常用梯子.JPG長刀鉾稚児の下鉾の後、御池新町は巡行の解散地点として鉾に挟まれた山をいくつかづつ先に新町通へ先行させたり、長刀鉾の辻回しもあって、時刻は昼前、パンなどで僅かな腹ごしらえです。ここで「チマキ投げの自粛」による"チマキの手渡し"のため地上を歩いていた囃子方も鉾内部の非常用梯子で全員乗鉾し、「地囃子」での再進発で御池新町の「辻回し」の割り竹の上に前輪を乗せます。



祇園祭について、そして函谷鉾・保存会について、詳しくご紹介しております。「鉾や山を見る」・「巡行を楽しむ」だけでも良いのですが、その歴史、由来、願いなど多くの人々が積み上げてきたことを知って、実際の鉾や山をご覧いただくとより深く楽しんでいただけるのではないでしょうか。

そんな願いを込めてご紹介しておりますので、ぜひじっくり「函谷鉾」を知ってください。