囃子方と祇園囃子
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新町通での囃子
鉾の幅一杯の狭い新町通は両側から民家の屋根、看板、電柱が迫り、接触しないように注意を払いながら慎重に進む。御池通から一筋目、姉小路通の交差点は僅かなクランクになっていて巡行の難所の筆頭格。屋根方、車方の見せ場の一つである。これを過ぎれば八幡山、北観音山、南観音山、放下鉾の町内、すなわち山鉾町の地元エリアで低い家並が旧来の巡行の面影を残す見物の名所。路上では普段着の見物人が、開け放たれた二階の窓には緋毛氈が掛けられ着飾った見物客の姿。軒先ギリギリに鉾の屋根が通り、いくつかの鉾宿を過ぎると"ホームストリート"の四条通はもうすぐ。気分はいやがおうにも盛り上がる。囃子曲は四条新町の「千鳥」以外すべて消化し、「若葉―小横」「常目―萬歳」などを再び披露する。四条新町の手前では最後の辻回しの準備のため小休止。「地囃子(筑紫)」で再進発のあとは町会所まで囃子は休み無しで最後のクライマックスへ向かう。
祇園祭について、そして函谷鉾・保存会について、詳しくご紹介しております。「鉾や山を見る」・「巡行を楽しむ」だけでも良いのですが、その歴史、由来、願いなど多くの人々が積み上げてきたことを知って、実際の鉾や山をご覧いただくとより深く楽しんでいただけるのではないでしょうか。
そんな願いを込めてご紹介しておりますので、ぜひじっくり「函谷鉾」を知ってください。